杉ノ木接骨院 | すぎのき春ニュース

2011年すぎのき春ニュース

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(1) 5月3、4日福島県へ治療ボランティアへ行きました。

福島第一原発より30キロ圏内の川内村、富岡町など1300名の方々が避難生活を送る郡山市ビックパレット福島(原発より約58キロ)へ行きました。巨大な建物に入るとホールの廊下に所狭しと段ボールの家が広がります。すぎのき院長は他人からの干渉を避けて静かに暮らす方々のエリアを担当させていただきました。できる限り、身体の痛みはもちろん、頭痛や不眠症などのケアもと考えていました。まずは80歳のおじいちゃん。治療の途中から身の上話をして下さいました。地震、津波、原発…で失う物が多すぎる…。院長は施術の最後に、自分は大阪高槻の整骨院から来たこと、すぎのき整骨院の患者さん達のご好意で義援金や支援物資(シップ2ケース、生理用品、赤ちゃんのお尻拭き、お菓子など)を持ってきたこと、大阪の患者さん達・自分も含めて福島の方々が安心して暮らせるように継続的支援をしたいことを話しました。おじいちゃんは目を潤ませて感謝の言葉を下さいました。次に90歳のおばあちゃん。避難所生活のストレスで血圧が上がり、入院した病院から帰ってきたばかりでした。生まれて初めてのマッサージ治療も、温泉に入ったみたいだと喜んで下さいました。そして息子さんを施術。ひどい捻挫が原因で右足の親指が数年も地面につけないでいました。施術20分後には地面に親指が付くようになりました。息子さんは驚きと満面の笑みで感謝して下さいました。午後には、いわき市の小学校へ。ここには浪江町や楢葉町の方がおられました。20代のママさんはいわき市が断水した際に、水の入ったバケツを何度も避難所へ運んでから膝が痛くなったそうで杖を付いて歩いておられました。膝周辺には肉ばなれのキズが多数確認されました。そのキズを丁寧にマッサージさせていただきました。70代の女性には頭痛治療をさせてもらいました。家が2度目の余震で半壊したそうです。津波に追いかけられながら高台へ逃げた60代の男性には不眠症の治療をさせてもらいました。自宅隣の家が津波でさらわれる様子を見ていたそうです。それから睡眠薬が手放せなくなったようでした。5月4日に再び、いわき市に入りました。頭痛の方も、不眠の方も治療効果があったご様子で喜んでおられました。福島県いわき市に老人用オムツパッド5袋、缶詰、レトルト食品多数送りました!宮城県に防寒着古着、古タオル30枚、新品下着何点かを送りました!


(3) スギノコからワンポイント!

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現在では首や腰の骨のユガミ(ヘルニア、脊柱管狭窄、すべり症も)が痛みの原因だと考え、ユガミさえ治せば痛みはなくなると考える病院・治療院が多数あります。しかし90度も腰を曲げて歩かれるご高齢の方全てに腰が痛いですか、とお尋ねすると、痛くないと答える方も大勢おられます。院長は骨の構造よりも、筋肉のキズ跡(スパズム)に痛みの原因が多くあると考えています。特に首の筋肉のスパズムは頭痛、不眠、不安やイライラの感情不安定、自律神経失調の原因にもなります。